多くの皆様には突然の連絡になってしまいましたが、昨日3月31日で帝京大学を退職し、本日4月1日より、東洋大学経済学部に異動します。

自分にとって、帝京大学は常勤のキャリアをスタートした場所で、学習院大学で担当したストラスブール引率を除けば、学生と直接向き合う最初の機会でした。息子の子育てと重なった時期でもあり、急な成長を求められる3年間だったように思います。

組織に所属して働くことが初めてで、自分自身の小ささを実感しながらも、同僚の教員や職員をはじめとして、人の縁に助けられました。ゼミ活動では、Facebookでもつながっている皆様にも本当に助けてもらいました。そして、本当に素晴らしい学生に会えたことが財産になっています。

今年度1年間は帝京大学で非常勤講師を務めることもあり、慌ただしくなりますが、白山のキャンパスで新しい研究室を準備しています。ぜひ、近くにお立ち寄りの際には、遊びに来てください。

これからも、どうぞよろしくお願いします。


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研究室のある10号館が工事のため、後期の研究室は7号館9階研究室2になります。一週間で最も足取りの重い科目(研究室から行きにくい、という意味でね)「入門ミクロ経済学」の教室の真向かいです。水回りがなく、窓がなく、棚がないという生活が続きますが、部屋を出て見る景色は本当に素晴らしいです。


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特別警戒中ですが、よければ遊びに来てください。

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5月に日本に来る留学生を面接するために上海・台湾・香港、8月に大学からの留学生の引率に北京・長春と出張が続いた。自分自身、大学時代は波風が立たぬように生きていようとひっそりと暮らしていたので、海外で学ぼうとする学生たちをみて、関心しきりだった。とはいえ、望まずに、一言も喋れない国に、仕事としていっているのだけど、その道中で得ている経験は、遅れてやってきた留学のように楽しんでいたりもする。

160801入門マクロ経済学評点

PDFのパスワードは教室番号4桁。

160729ミクロ経済学評点

PDFのパスワードは試験のあった日にちを4桁の番号にしたもの(例. 1月1日 ⇒ 0101)。

量的分析か質的分析かを考えようとすると、いつも思い出すことがある。

自分が大学院の進学を決めた4年時に、1学年下の後輩が就職が決まっている先輩たちに対してアンケート調査を実施した。その質問項目の中に「あなたは就職後の仕事にやりがいを感じると思いますか?」というものがあり、その回答者のうち、ただ1人しかNoと答えなかったことが話題になっていた。Noと答えた人に心当たりがあったことが非常に大きいのだけど、このことが今も自分の記憶に強く残っている。

アンケートの集計結果としては、「学習院大学の学生のほぼ全員が就職後の仕事にやりがいを感じている」というものとして公表される。でも、ひょっとしたら、その時にNoと答えた1人にこそ、大きな意味が隠されているかもしれない。その1人に話を聞くことで、僕たちは本当は知らないといけなかった何かを掴めたかもしれない(ような気がしたんだよね)。量的データから、全体の傾向、普通の関係を知ることができるが、それによって見落とされるかもしれない要素があることを意識しながら、分析しないといけないと思う。このことは同時に、担当する3年次の演習で、データ解析の前にヒアリング調査を最初にやろうと思った背景でもあったりする。

ちなみにそのアンケート、僕は「異常値になるといけないので…」と回答を拒否したのでした。