diary

夜にお菓子を売ること

講義の準備が終わったらもう7時過ぎで、地元の駅についたのは9時半ごろ。改札をでて、バス停に向かう途中で外国の若い女の子が近寄ってきて、紙を僕に見せてきた。紙には、丁寧な手書きの日本語で「コロナの影響でアルバイトができず、お金に困っています。よければお菓子を買ってください」というようなことが書いてあった。カタコトの英語で話してみたところ、専門学校の学生でアルバイトができず、生活が苦しいそうである。少し話をして、お菓子をひと袋買うことにした。1000円。中身は、外国の美味しそうなチョコレートなどが入っていた。「Have a good study」のようなことを言って別れて、バスに乗った。

バスの中で考えたのは、お菓子の利益率のことだった。もともと、輸入菓子なので安くないということは、そもそも彼女の利益になっていないのではないだろうか。バッグにはあと3袋くらい入っていたけど、売り切るのにどれくらいの時間がかかる? 売り切ってもいくら儲かる? それで生活の足しに本当になるのだろうか? お菓子は実家からの仕送りだったりするのだろうか? と色々考える。バスが目的地に着くあたりでは、自分がお菓子を買うよりも、彼女にもっといいアドバイスができたのではないだろうかと考えていた。「Have a good study」と別れた自分は、相当間抜けな奴に思えた。

ひとり、知らない土地で勉強するのは心細いだろうな。また同じ時間帯に駅を降りるとき、彼女ともう一度話せたらと思う。それ以上に、彼女自身が、わざわざあそこに立つ必要がなくなっていればいいが。

お前の口がいうのかでして…

普段の講義やゼミの学生のなかに、
いつも大学生時代の自分や周りにいた友達などを探してしまう。
教室で起きることは、20年前の教室でも起きていたし、
ゼミで起きるできごとも変わらない。

へまをしてしまったり、
嫌なことを言って誰かを傷つけてしまったり、
失礼なことをしてしまったりして、
困ったことになる学生がいたら、
それは、僕自身なんだよな。

だから、多分叱れないんだよな。
いつか困ったことになるぜ、と伝えることしかできない。
でも、それをやっておきたいとは思う。

ようちゃんとの会話

「猫ってなにを食べるの?」

「キャットフードとか、あと、お魚とか好きだよ」

「でも、この前おじさんがちくわをあげてたよ。ちくわも食べるの?」

「ちくわはね、お魚なんだよ」

ようちゃん、ちくわの正体に驚く。