大人になったら

高校生だったころから大学生であったころにかけて、
卒業後は小説家か脚本家になりたいと思っていたけれど、
結局、自分には才能がないことに気づいて、
研究をする仕事を始めて、大学教員になっている。

かといって、自分に研究や教育の才能があるかというと、
そんなこともなくて、でも、自分は自分の仕事の中に、
書かれるはずだった小説や脚本に織り込まれていたはずのものを、
織り込んでいるようにも思う。

それが何であるかについては、具体的に言えるが言わない。

ここ最近の僕は

家族と自分と咳が出たり熱が出たりと、疲れが続いています。

これまで続けてきた研究が形になる時期のようで(締切が近づいているともいう)、
副業に関する研究は、慶應パネルを使った訓練効果を計測する分析が刊行されて、
「就業構造基本調査」を使った分析を今年中に書き終えたい。
社内起業に関する調査の集計結果を学内の紀要論文として掲載するのだけど、
調査結果のまとめだからと高を括っていたら、報告書を書くことの大変さを
久しぶりに実感することになっている…。

年末は、来年度のゼミ募集を行う時期でもある。
これまで、およそ1倍近いゼミの応募状況だったけれど、
今回の募集は結果的なたくさんの学生に応募してもらうことになった。
その結果、これまで以上に選考されない学生を選ばなければいけないことになったが、
今年の2年生の有志の学生に助けられて、選考を終えることができた。
来年度に期待が高まる一方で、「落とす」ということへの責任も考えた。

志望理由書は、「ゼミに入りたい」というメッセージよりも、
「あなたのゼミに入りたい」というメッセージを伝えることが重要と思う。
あと、自分自身の正体を見せられる範囲で見せられるとよいかもしれない。
面接ができない分、文章の表現力が求められている気がする。
あと、志望する先生の名前は呼び捨てではなく、語尾に「先生」とつけよう。

積んでいる本も移動中に読まないと。

『悪魔の手毬唄』

寝る前に、市川崑『悪魔の手毬唄』を観る。怖さも面白さもある、とても贅沢な作品なのだけど、 若山富三郎演じる磯川警部が登場するたびに泣けてしまった。おそらく、その成就しなさそうな想いを察してかもしれないけど、その純粋さを表す、目にやられてしまったのだと思う。